今日ご紹介するのは、『彩雲国物語』
*『彩雲国物語』は日本の小説・漫画・アニメです。
いつも中国のアニメ・漫画を中心にお伝えしていますが、この物語は日本の作家さんの原作の「中華風ファンタジー」小説を原作にしたアニメ・漫画です。
NHKでアニメが放送されていたので見ていた方も多かったのでは?
原作が少女向けライトノベルのカテゴリなんですけど、いえいえ、どの世代でも楽しめる作品!と思っています。
原作は長編なので、全てを網羅すると大変なことになりますが、今日は概要とおすすめポイントをお伝えします。
幅広い層に人気!小説の原作者、漫画・アニメについてアニメ3期は?配信は?どこで見れる?「彩雲国物語」
原作:雪乃紗衣(ゆきの さい)(原作小説は角川ビーンズ文庫、角川文庫版もある)
挿絵:由羅カイリ
漫画:由羅カイリ。月刊Asukaに連載されていた。
アニメ:1期(39話)・2期(39話)
(残念ながら、現在2021年時点でアニメ3期は作られていません。)
最近のパターンとして、アニメの1シーズンは12話、という場合が多い中、『彩雲国物語』は1期、2期とも39話ずつですから、すごいボリュームです。
私はAmazonプライムで見ていました。(Netflixでも配信していましたが2021年6月で配信が終わっています。)
ちなみにこの作品、雪乃紗衣先生のデビュー作です。
デビュー作でここまでの長編、大作で、そしてここまで人気が出たのはすごいことだと思います。
幅広い世代に支持された作品!「彩雲国物語」
そもそもライトノベルは若い人〜30代の読者が多いのが特徴らしいのですが、この『彩雲国物語』はちょっと違っていて、
なんとアラフォー、アラフィフにも人気を博した珍しい例のようです。
幅広い年代に支持された作品ということになります。
実際、私もこの作品を見始めたのがつい最近、つまり40代後半なのでこの例に当てはまるのでしょうね・・・
幅広い年代に共感を生んだ秘密は何なのでしょう?
人気の秘密は?あらすじ・感想「彩雲国物語」
まずは、アニメのあらすじをご紹介。
(NHKアニメワールドより引用)
私は、あなたを支えにきたのよ。
あなたのそばで、
あなたが王として立つのを支えるために。舞台は中国風の架空の国、彩雲国。名門だが貧しい紅家の娘秀麗は、幼いころの動乱の記憶から「人を助けることのできる」官吏になりたいと願っていますが、女性は登用試験を受けることすらできません。ある日、即位間もない新王の教育係を引き受けることになり、それをきっかけに、官吏登用試験への道が開かれていきます。
秀麗と新王、その兄との恋模様や、秀麗と共に官吏を目指す同期生との友情など、親しみやすいストーリーに、宮廷での権力闘争や豪族の暗躍がからみ、絢爛豪華な宮廷浪漫が繰り広げられます。
第1シリーズは、主人公の少女秀麗が新王の教育係として後宮に入り、持ち前の明るさで若き王を立ち直らせ、さらに自分の夢をかなえ、史上初の女性官吏となって数々の苦難を乗り越える姿を描いています。
第2シリーズでは、秀麗が中央から離れた茶州に赴任し、新米官吏として奮闘する物語を中心に、彩雲国に影を落とす異能の一族縹(ひょう)家の陰謀に巻き込まれ、挫折や別れを経験しつつも、国王を支えるまでに成長する姿を描いていきます。
ひとことで言ってしまうと、
主人公ヒロイン、紅秀麗が国の官吏(役人)になることを目指し、成長していく・・・そして若き王と結ばれるのかどうか?というのが気になるストーリー
・・・なのですが、ぐいぐい引き込まれるんですよね。
アニメ2期を見終わって、3期が作られていないことを知ると、ショックを受けつつも、続きが気になって気になって仕方がなくなり、原作小説を全て買いました(笑)
なぜそんなに引き込まれるのか?そして続きが気になる!!!ラスト、最後はどうなる?(少しネタバレ含みます)「彩雲国物語」
アニメ2期の最後を見て、
「続き、そして最後はどうなるんだ〜!!!」と思った人も多いはず。
ヒロインと王は結ばれるのか?
そうなると官吏を辞めなくちゃいけないのでは?
など色々な思いが頭をよぎったことでしょう・・・
最後はヒロインと王はうまくいきます。(ネタバレですね。すみません。)
でもその背景や過程は想像するものとちょっと違うかもしれません。
いい意味で予想や想像が覆されます。
ここではあえて触れませんので、ぜひ原作を読んでみてください。
幅広い層に共感を生むストーリー「彩雲国物語」
なぜこれほど幅広い層に人気があるのか、と考えた時に、
・恋愛ストーリー
・男性社会で女性が道を切り開いていく
・個性的で魅力のある登場人物(イケメンも多いです)
・等身大の主人公(失敗もたくさんします)
・ハラハラするドラマチックな展開
など、様々な背景や年齢の読者が共感するポイントが多いからでは?と個人的には思っています。
登場人物、キャラクターの特徴は?登場人物が多い?「彩雲国物語」
まず、登場人物を名前とキャラクターを覚えたり、一致させるのが結構大変です(笑)
NHKアニメワールドで紹介されている登場人物の多いことにまず驚きます。
そして名前が日本名ではないので覚えるのが大変というのもありますし、相関図が結構複雑なのです。
最終的な相関図を作るとネタバレになりますし・・・
でも一人一人、とても魅力的なキャラクターで、
本編でもキャラクターの魅力はたくさん描かれますが、
小説では外伝という形で様々なストーリーが展開していきます。
そこで各キャラクターの背景や魅力が詳細に描かれているので、それを踏まえて本編を読んでいくとさらに面白くなります。
そして、それらを全て読んでいくと、最終的に「は〜!なるほどね〜!」と全てが繋がっていく感覚を味わうというのが全巻読む醍醐味かな、と思います。オススメです!
メインの登場人物、キャラクター、声優、キャストは?「彩雲国物語」
そしてようやくここでメインキャラクターをご紹介!
紅秀麗(こう しゅうれい)声優:桑島法子
(NHKアニメワールドより引用)
主人公。紅家直系長姫。藍家と並んでトップ格の名門・紅家のお嬢様だが、長年の貧乏生活がたたって節約家に。高額報酬に釣られ、ダメ王様と噂される彩雲国の新王、紫劉輝の教育係として妃の身分で後宮に入ったことから、人生が変わる。努力家で明るい、しっかり者の16歳。
個人的に補足すると・・・
すごく美人というわけではない、という設定ですなのですが、とても魅力的でモテます。でも仕事でも私生活でもトラブルに巻き込まれがちで、とても苦労します・・・
その一生のストーリーはとても感動的です。ちょっとネタバレすると、その一つのキーワードは「逆プロポーズ」かもしれません。
人に対する深い愛情を持った人、という印象です。
紫 劉輝(し りゅうき) 声優:関 智一
(NHKアニメワールドより引用)
彩雲国の若き国王。王位争いで異母兄たちが全滅したため、本来玉座とは縁のない第6公子でありながら、前王逝去にともない半年前に即位。政事にやる気なし、興味なしのダメ王様のふりをしていたが、秀麗と出会うことで変貌して行く。19歳。
アニメではまだ描かれていませんでしたが、この王様、なかなか闇が深い・・・闇といってもダークサイド、という意味ではなく、この人の負っている傷というか・・・。彼を本当の意味で理解し受け入れるということはなかなか大変なことだと感じます。
茈 静蘭(し せいらん) 声優:緑川 光
(NHKアニメワールドより引用)
秀麗父子に仕える家人。文武両道に優れる秀麗の守り役。過去を捨てて生きる青年。その正体は・・・。
静蘭は人気ありますよね。一見、完璧ですから!
文武両道でイケメンです。非の打ち所がない!
でも過去は謎。そして本当の性格はけっこう癖があります(笑)
私は本来の性格の方が人間らしくて好きです。
そして武官の藍 楸瑛(らん しゅうえい)、文官の李 絳攸(り こうゆう)が若き王に仕えています。
それ以外にもたくさん魅力的なキャラクターが登場します。自分の才能を活かして活躍する女性たちもたくさん出てきます。
きっとお気に入りのキャラクターが見つかると思います。
そして、「彩八仙」という仙人たちが彩雲国に建国当初から関わっています。この辺りがとてもファンタジーたる所以なのだと思いますが、その話はまた次の機会に・・・
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いかがでしたでしょうか?
ぜひ『彩雲国物語』小説、漫画、アニメをぜひ見てみてくださいね!
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